防食


セラミックライニング工法

下水道施設内で生成する硫化水素による、コンクリート構造物の腐食対策として、コンクリート防食被覆材を使用して、耐用年数を限り長く保持する工事です。


耐久性

下水環境下で発生する硫酸濃度PH1〜2でも腐食しない。耐磨耗性に優れています。(コンクリートの5倍以上)熱膨張係数がコンクリートに近いので、長期間にわたって温度変化による剥離がない。躯体コンクリートのクラックに順応できる柔軟性があります。(伸び率2.7%)

防水性セラミックパウダーの粒子間にポリマーが緻密に充填されているので防水性・耐久性を発揮する。防水性に優れているので硫酸等のコンクリート腐食物質の浸透を防ぐ。

施工性

1回で3〜5mmの厚さに施工でき施工期間の短縮が図れます。親水性特殊ポリマーを結合材としているので、水分8〜10%程度の面でも施工できる。施工現場においても有機溶剤を使用していないので、火災の危険性が小さい。

経済性

硬化時間が早いので、施設の閉鎖時間が短くてすみ、トータル施工費が軽減できる。

施工イメージ
ライニング塗装状況
施工イメージ
トップコート塗布
施工イメージ
ライニング前
施工イメージ
ライニング後

エコサルファー防食工法

シートライニング
硫酸腐食に極めて強い硫黄固化体のボードでコンクリート表面を確実に覆い、下水コンクリート構造物・科学工場ピットなどの寿命を飛躍的に延ばします。
下水管の中では酸性雨・洗剤・水道水等に含まれる硫酸イオンが、微生物の働きによって、硫酸に変化します。その結果コンクリートの結合材であるカルシウム分は硫酸と反応し、粉末状になり、腐食が急速に進行します。
施工イメージ
腐食が鉄筋まで進んだ状態

JER認定施工協会

シートライニング、塗布型ライニング
高耐久性ビニルエステル樹脂FRP板の裏面に立体クロスを一体成形した複層成形板(ジックボード)を、無機質系グラウトを介して躯体コンクリートと、または打設したコンクリートに直接固着させ一体化した防食被覆層を形成させるコンクリート防食被覆工法です。
施工イメージ
劣化状況
施工イメージ
施工完了
施工イメージ
劣化状況
施工イメージ
施工完了
施工イメージ
施工完了
施工イメージ
施工完了